2006年3月11日、11年前、美容師の仕事を始めて16年を経ての開店、既存の美容室のあり方に囚われたくないという思いもあり、当たり前だと思っている事ももう一度考え直し、小さな事をひとつづつ積み重ねていったneiloの開店。そんな手探りなお店を一緒に考え作り上げてくれたスッタフ岩瀬が新たな目標に向かってスタートするため、5月31日を最後にneiloを卒業しました。
11年前の開店当初いろんな事を試みて、それが良かったり、そうでなっかり。
今でも続けているバースデーカードを始めたのもその頃でした。
その頃は暇な日も多く、良く晴れたある日、お客さんが来る気配の全く無く、床にうつ伏せに寝転がってバースデーカードの絵を描いていたそんな懐かしい思い出もあります。
そんな開店から支え続けてくれた岩瀬がneiloを卒業し新たなスタートをするという事は、neiloにとっても新たなスタートになるという事でしょう。
新たなスタートをする岩瀬を送り出す送別会の場所は大手町にあるフレンチのお店、Oublier(ウブリエ)
料理とワインはもちろん、使われているグラスやお皿、音楽、インテリアや雑貨、目につく全てのもに、そのお店のこだわりが込められているという事を感じるお店でした。
今年の1月に開店して間もない事もあってなのか、良い意味での緊張感や初々しさもあって、自分たちの開店当時を思い出したりもしていました。
とても素敵な雰囲気で美味しいお料理に満足した後、海に行って、流木を集めて焚き火をしながら語らいました。
しばらく焚き火を見つめながら会話をしていると遠くの方で稲光が。
まだまだ遠かったので安心しているとだんだん近づいている様子、そのうち近くでゴロゴロしだすと慌てて撤収。
皆で大急ぎで火の始末。
雷がゴロゴロなる中、車に戻ると一安心、そして、そのまま帰路へ。
それから程なくするとフロントガラスに大粒の雨がポツリポツリ。
やはり別れというのは寂しいものですね、涙雨かな。
tencho-